こんにちは!「&est編集部」の田城です。体型が気になってくると、気軽にファッションを楽しむ機会が減ってしまうことも。「トレンドのおしゃれなアイテムを着こなしたいけど、私には無理」など、好みのコーデを諦めている人もいるでしょう。この記事では、体型にコンプレックスがある人におすすめの着痩せポイントやアイテムの選び方、実際のコーデ例を紹介しています。
目次
なぜ着痩せして見える?コーデ作りのポイント
「もう少し痩せていたら着たいのに」「着膨れするのがこわくて挑戦できない」と感じてきた人も、着痩せのポイントを押さえれば好きなファッションを楽しめます。まずは、着痩せコーデのポイントを3つ紹介します。
1. 体型に合ったラインを意識する
着痩せのコツは、自分の体に合ったラインを意識してコーディネートすること。代表的なものは、くびれを作る「Xライン」、下半身をカバーする「Aライン」、縦長シルエットを作る「Iライン」です。
種類 | 特徴 | 向いている人 | ラインの作り方 |
Xライン | ウエスト部分を中心に、アルファベット「X」の形をイメージしたライン | 上半身にボリュームがある人/胸が大きい人 | ウエストが締まった服を着る/ベルトでメリハリを作り、くびれを強調する |
Aライン | トップスから足元へ向けて、アルファベット「A」の形をイメージしたライン | 下半身にボリュームがある人/下半身にコンプレックスがある人 | ウエストから下が広がったボトムスを選ぶ |
Iライン | トップスから足元まで直線的で、アルファベット「I」の形をイメージしたライン | 横幅を抑えたい人/背が高く、すらっとして見えるコーデにしたい人 | ロングカーディガンやタイトスカートなどで、上から下までまっすぐな縦のラインを作る |
2. 着痩せして見える色を選ぶ
着痩せするには、色使いを意識することも大切です。色の組み合わせや対比を利用して、「痩せて見える」という視覚効果を狙ってみましょう。
特に痩せて見えるのは、収縮色と言われるネイビーなどの濃い目の寒色系カラーやブラックです。反対に、ベージュや赤、オレンジなどの暖色系カラー、そしてホワイトは膨張色と言われ、太って見えやすい色とされています。
ただし、全身がブラックのコーデにするなど、極端な配色にするのは注意が必要です。ブラックのように濃い色は輪郭を際立たせる・重い印象を与えるといった性質もあります。収縮色であっても、基本はトップスかボトムスのみなど、引き締め色として単品使いをするのがポイントです。
3. 柄物の選び方・合わせ方に注意する
柄物の服や小物をうまく使うことで、着痩せの視覚効果を狙えます。
胸や上半身にコンプレックスがある人は、柄トップスで目くらまし効果を狙ってみてください。柄が入っているパンツやスカートは、下半身のボリュームを隠すのに適しています。しかし、柄によっては太く見えてしまう場合もあるため注意が必要です。
例えば、ペイズリー柄やボタニカル柄は自然と縦ラインを強調します。不規則な動きをした幾何学模様(きかがくもよう)は、目線が分散されるので気になる部分に注目されたくないときに有効です。小さい柄は体を大きく見せやすいので、大きめの柄を選ぶのがおすすめ。
着痩せして見えるアイテムの選び方
着痩せコーデは、気になる部位をうまくカバーできるアイテムを選ぶのがコツです。上半身にコンプレックスがある人はトップス、下半身にコンプレックスがある人はボトムスの選び方を意識しましょう。それでは、着痩せして見えるトップスとボトムスの選び方を紹介します。
気になる部分をカバーできるトップスを選ぶ
上半身の着痩せは、顔周り・肩幅・二の腕・ウエストなど、自分が気になる部分をカバーできるものを取り入れてみてください。
気になる部分 | おすすめアイテム |
顔周り | デコルテを見せる、Vネックやボートネック、スクエアネック |
肩幅 | Vネック、ドルマンスリーブのトップス |
二の腕 | 袖にボリュームのあるトップス |
ウエスト | 上半身の肉感を拾いすぎない、厚手のものやハリのあるゆったりとしたトップス |
下半身をすっきり見せるボトムスを選ぶ
下半身の着痩せには、お尻・太もも・ふくらはぎなどをすっきり見せるアイテムを選ぶのがコツです。
気になる部分 | おすすめアイテム |
お尻 | ワイドパンツやプリーツスカートなど、お尻のラインを拾いにくい幅広なボトムス |
太もも | 脚のラインを拾わないワイドパンツや、センタープレス(※サイズ感には注意)が入ったボトムス/生地が厚手のボトムス |
ふくらはぎ | 足首が見えるアンクル丈のボトムス |
【着痩せ】今すぐできるコーデの見直しポイント
今持っているアイテムでも、組み合わせや着方を見直せば着痩せコーデができるかもしれません。ここでは、明日からすぐにできるコーデの見直しポイントを紹介します。
1. ゆとりのあるアイテムばかりを合わせない
気になる部分を気にするあまり、ゆったりとしたサイズのアイテムばかりを選ぶと、野暮ったく見えることも。トップスにゆとりのあるアイテムを持ってくるときは、ボトムスはゆったりしすぎないシルエットのアイテムを選ぶなど、全身にメリハリをつけるのがポイントです。
2. 首・手首・足首を出す
首・手首・足首の、通称「三首」を出すのも着痩せポイントの一つです。ほど良い肌見せで抜け感を出せます。また、首や手首にアクセサリーを着けると、さらに細い部分へと視線を集められ、着痩せを狙えます。
3. 小物をうまく使う
ベルトやアクセサリーなどの小物をコーデに取り入れることで、着痩せできる場合もあります。ベルトでウエストマークをしてXラインを作る、ロングネックレスでIラインを強調する、柄スカーフを使って視線を上に向けるなど、小物を活用してみましょう。
【季節別】おすすめの着痩せコーデ
着痩せのポイントを押さえたら、次は着痩せコーデの例を見ていきましょう。天然素材を使ったアイテムを展開するブランド、「co;ill nine(コイルナイン)」おすすめのコーデを季節別に紹介します。
【春】寒色系カラー・Iラインですっきり着痩せ
濃い目の寒色系カラーを使い、Iラインを意識したコーデです。ストンとまっすぐなラインと、すっきりとしたスタンドカラーがポイント。首・足首・手首の三首を出して、すっきり着痩せできています。
▼「co;ill nine(コイルナイン)」の商品一覧はこちら
【夏】軽やかなアイテムで気になる下半身をカバー
前後で長さの違うブラウスを使った、夏らしい爽やかな色合いのコーデです。バックスタイルに入ったたっぷりのギャザーで、気になるお尻や太ももをさりげなくカバーしています。
▼「co;ill nine(コイルナイン)」の商品一覧はこちら
【秋】ニットベストで着痩せ&トレンドを叶える
幅広い年齢層が取り入れやすい、リネンベストを使ったトレンドコーデ。膨張色であるホワイトも、ブラックや寒色系カラーを取り入れることでボリュームを抑えられます。こちらのコーデでは、足首を出したさりげない肌見せもポイントです。
【よく似たアイテム】
【冬】引き締めカラーは抜け感で重さを抑えて
クルーネックのアウターで、顔周りをすっきりさせたコーデです。足首を見せるアンクル丈のボトムスと合わせて、細い部分に視線がいくように仕上げました。足やお尻のラインを拾わず、下半身をうまくカバーしているのもポイントです。
【よく似たアイテム】
「co;ill nine(コイルナイン)」おすすめの着痩せアイテム
最後に、秋冬の着痩せコーデに取り入れたいおすすめの商品を紹介します。厚手で暖かみのある素材は体のラインを拾いにくく、着痩せ効果が期待できますよ。
ウール混起毛脇ボタンワイドパンツ
「綿麻ウールシャツワンピース」は、ナチュラルな綿麻にウールを混紡した天然素材を使用。温かみのあるシャツに仕上がりました。フロントはボタンを隠した比翼開き。丸みのあるラウンドヘムが上品で、やわらかな印象を与えます。バックスタイルは、ギャザーをたっぷりと施しました。
ゆったりとした身幅と、ドロップショルダーデザインで立体感のあるシルエットがおしゃれな1枚です。
「ウール混起毛脇ボタンワイドパンツ」は、綿をベースに麻、ウールを混紡したナチュラルかつ暖かみのあるアイテムです。生地の仕上げ段階での微起毛加工・洗い加工によって生み出された、風合いに優れたテキスタイルが魅力。
スタンドカラーのミニマルなデザインながら、後見頃はギャザーディテールでたっぷりとボリュームを持たせています。作りこまれたパターンメイクにより、体型を拾わずに美シルエットを表現できる一着です。
着痩せコーデはポイントを押さえること・アイテムの選び方が大切
着痩せコーデができれば、今まで諦めていたテイストのコーデも楽しみやすくなるかもしれません。服のラインや色、柄を意識して、ぜひ自分に合ったコーデを探してみてください。着痩せを叶えて、毎日のおしゃれを楽しみましょう!