こんにちは!「&est編集部」の田城です。
レイヤードとは「重ね着」のこと。レイヤードコーデはおしゃれに見える一方で、着こなしが難しそうだと敬遠している人もいるのではないでしょうか。しかし、コツさえ掴めばおしゃれに着こなすことは可能です。この記事ではレイヤードコーデのコツやNG例、季節別のコーデ例、レイヤードにおすすめのアイテムを紹介しています。
目次
そもそも「レイヤード」とは?
レイヤードとは、直訳で「積み重ねる」という意味を持つ言葉で、重ね着を楽しむファッションのことを指して使われます。重ね着するアイテムはシャツやTシャツ、ワンピースなどさまざまです。色や柄、素材といった合わせるアイテム次第で、雰囲気やイメージを変えられます。
レイヤードコーデの魅力は、合わせるアイテム同士がそれぞれを活かし合い、一つのアイテムに新たな別の表情が生まれるところ。しかし、重ね方次第では野暮ったく見えたり、着膨れして見えたりすることもあるので、しっかりとコツを押さえて楽しみたいですね。
レイヤードコーデのコツ5つ
レイヤードコーデは、「着膨れしそう」「ごちゃごちゃしそう」といった心配から敬遠されがちですが、コツを押さえれば難しくありません。少し意識するだけでおしゃれに見せられる、レイヤードコーデのコツを5つ紹介します。
①薄手のインナーを着る
レイヤードする際は、薄手のインナーを選ぶとすっきり見えます。厚手のアイテム同士を重ねると、どうしてもごわついてしまい、着心地が悪いだけではなく見た目も不恰好になってしまうためです。
また、薄手のインナーであれば、ボリュームのあるアイテムを重ねてもバランス良く着られます。タイトなカットソーをレイヤードコーデ用として持っておくと重宝しますよ。
②見せるバランスを意識する
目指す雰囲気に合わせて、レイヤードするアイテムのバランスを意識してみましょう。
レイヤードコーデは、ただ単に重ね着をすれば良いわけではありません。例えば、レイヤードの定番である、トップスの裾や襟元からインナーを覗かせる着こなしの場合は、インナーを見せる分量を調整してみましょう。分量を少なくすればきちんと感を出せ、逆に多くするとこなれ感を出せます。
最近ではスリット入りやシアー素材など、レイヤードする前提のアイテムが多く販売されているので、それらを活用するのもおすすめです。
③色のトーンや素材を意識する
もしレイヤードするアイテムの色味に悩んだら、同系色でトーンや素材の違うものを重ねるのがおすすめ。同じ色のアイテムでも、色のトーンや素材を変えるとコーデに奥行きが出て、平面的になるのを防げます。
逆に、色味の異なるアイテムを合わせて色のコントラストを強めると、メリハリのあるコーデを楽しめます。
④引き締めカラーを取り入れる
引き締めカラーを取り入れて、レイヤードコーデにアクセントをつけるのも一つのテクニック。全体がすっきりまとまり、着膨れを避けられます。特に、細見えする濃いめの色はレイヤードコーデに使いやすいでしょう。
レイヤードが難しそうな色やデザインのアイテムを組み合わせる場合でも、引き締めカラーが解決の手助けをしてくれます。例えば、淡い色やボリュームのあるアイテム同士を重ねたい時は、コーデのどこかに引き締めポイントを作ってみましょう。服に引き締めカラーを入れるのが難しければ、帽子や靴などの小物アイテムに取り入れるのも良いですよ。
⑤ボリュームのあるアイテムは縦に重ねる
ボリュームのあるアイテム同士をレイヤードする際は、上に重ねるのではなく縦に重ねましょう。「トップス+ボトムス」や「ワンピース+スカート」と縦に重ねて一つのアイテムのようになじませると、着膨れを防げます。
また、ボリューミーなワンピースやチュニックを着たければ、サイドにスリットが入ったデザインがおすすめ。スリッド入りの服は重ね着前提で作られているため、一番上に着るアイテムとして活躍します。ロング丈のボトムスを選んで、ボリューミーなアイテムに隠れないようレイヤードすれば、コーデに華やぎをプラスできます。
レイヤードコーデのNG例
レイヤードコーデはバランスが鍵です。やり方を間違ってしまうと野暮ったく見えたり、シルエットがきれいに見えなかったりすることも。コツを押さえつつ、NG例のようにならないよう注意してみてくださいね。
アイテム・色を重ねすぎる
全身のバランスを意識しながら、レイヤードに使うアイテム・色を選ぶことが大切です。
レイヤードコーデは年中楽しめますが、できるだけ季節感は意識したいところ。だからといって、秋冬の季節感のあるアイテム同士を重ねすぎると、ボリュームが出て着膨れして見える場合があります。また、色を使えば使うほどバランスを取りづらくなるので、色を重ねすぎるのもNGです。
アイテム同士の丈感のバランスが合っていない
インナーのシャツが長すぎる、トップスのニットが短すぎるなど、それぞれの丈感のバランスが悪いとおしゃれに見えません。レイヤードコーデにおいては、トップス・インナー・ボトムスのバランスを整えることが大切です。正解はありませんが、トップス:インナー:ボトムスのバランスを3:2:5くらいにすると、スタイルが良く見えると言われています。
なお、重ねるもの同士の丈感が同じだと、そもそもレイヤードの意味をなしません。どちらかのアイテムをチラ見せして、好バランスに仕上げましょう。
サイズ感の異なるアイテムを合わせる
レイヤードコーデで注意したいのが、アイテムのサイズ感です。一番上に着るアイテムが小さくインナーがゆったりしたものだと、重ねた時にシワになってシルエットが美しく見えません。
上に重ねるアイテムは、身幅にゆとりがあるもの、裾や袖が絞られすぎないもの、丈が少し短めのものを選ぶと良いでしょう。また、薄手すぎないものを選ぶことでも、中のインナーがシワになるのを防げます。
【季節別】おすすめのレイヤードコーデ
レイヤードコーデのコツを押さえたら、後は実際にトライするのみ。レディースのおすすめレイヤードコーデを季節別に紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
【春のレイヤードコーデ】ブラウス×ベスト
シャツにベストをレイヤードしたコーデです。シンプルなトップス・ボトムスにベストを合わせ、こなれた印象に。足元に黒を取り入れて、コーデに引き締めポイントを作りました。
【使用したアイテム】
▼「co;ill nine(コイルナイン)」の商品一覧はこちら
【夏のレイヤードコーデ】シャツワンピース×ワイドパンツ
さらっとした14番手のリネンシャツワンピースに、ゆったりとしたボトムスを合わせたコーデです。縦のラインを意識した上で、ゆったり感のあるアイテムをバランスよく重ねているのがポイント。ストールを加え、コーデにメリハリをつけています。
▼「co;ill nine(コイルナイン)」の商品一覧はこちら
【秋のレイヤードコーデ】フードチュニック×デニムコート×リネンパンツ
デニムコートにふっくらした弾力と保温性を兼ね備えた綿接結フードチュニックを合わせたコーデ。コートからフードを出すことによってカジュアルな印象に。ボトムスはトップスとなじむカラーを選び、足元の靴も同色にして。
【使用したアイテム】
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【冬のレイヤードコーデ】チェックワンピース×ニットカーディガン
チェックワンピースにニットカーディガンを羽織った冬のコーデがおしゃれな印象。足元にはカーディガンと同色で合わせて柔らかいトーンのコーディネートになっています。
【使用したアイテム】
▼「co;ill nine(コイルナイン)」の商品一覧はこちら
「co;ill nine」おすすめレイヤードコーデ&アイテム
ナチュラルなファッションが好きな人は、「co;ill nine(コイルナイン)」のアイテムを使ってレイヤードコーデを楽しんでみてはいかがでしょうか。
こちらは、プルオーバーにワンピースとデニムコートをレイヤードしたコーデです。落ち着いた色味と淡い色味を交互にレイヤードすることで、コーデにメリハリをつけています。こちらのレイヤードコーデに使ったアイテムは以下の3点です。
どんなアイテムにも合わせやすい「綿麻デニムコート」
やわらかな風合いと洗い感が楽しめる、ノーカラーのデニムコートです。シンプルなのでどんなアイテムにも合わせやすく、使い回しが効きます。裏地がないため、特に春・秋に重宝するでしょう。
▼「co;ill nine(コイルナイン)」の商品一覧はこちら
ほど良い肉感と風合いの「綿接結ダブルガーゼプルオーバー」
独特なシボ感のある表情が特徴のプルオーバーです。コットン100%の極薄ガーゼ風ジャージ素材を接結にすることで、ほど良い肉感と風合いを感じられる仕上がりに。ナチュラルにとことんこだわる方にぴったりの素材感です。
前後で楽しめる「2WAY麻レーヨンシャンブレーワンピース」
上質なリネンをシャンブレー織りにしたワンピース。シャンブレー特有のニュアンスある色合いが、立体感と高級感のある雰囲気を演出します。前ボタンワンピースとVネックワンピースの2way仕様なので、その日の気分や他のアイテムに合わせて着られます。
レイヤードコーデは難しくない!コツを押さえて楽しもう
レイヤードコーデはコツを押さえればそこまで難しくありません。組み合わせ次第でコーデの幅が広がり、アイテムの新しい表情を引き出せるので、この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。この記事も参考にしつつ、普段のファッションにレイヤードコーデを取り入れてみてください。