こんにちは!「&est編集部」の田城です。レディースコートには多くの種類があるため、何を着るべきか悩む人も多いはず。そんな時は、着るシーンに合わせて選びましょう。この記事ではレディースコート選びに悩む人へ向けて、コートの種類やシーン別の選び方、おしゃれに着こなすポイントとともに、おすすめのコートを紹介します。
目次
レディースコートの主な種類
レディースコートには多くの種類があり、それぞれ特徴が異なります。まずは、冬に着る主なコートの種類からチェックしていきましょう。
トレンチコート
トレンチコートは、イギリス陸軍のミリタリーコートが発祥です。前身頃が重なった部分にボタンが2列付いているダブルブレスト、腰のベルト付きが定番のデザイン。
かつてのトレンチコートはベージュ・膝丈が定番でしたが、現在ではカラーならカーキ、ブラック、丈ならショート丈など、さまざまなタイプがあります。シーンやコーデ、気分などに合わせて、幅広い着こなしができるのもトレンチコートの魅力です。
チェスターコート
チェスターコートは、テーラードジャケットの着丈を長くしたようなデザインのコートです。着ると体の中心部にIラインができるため、厚着をする冬でもすっきり着こなせます。
ステンカラーコート
ステンカラーコートはうしろ襟が高く、前に向かって下がるように折り返る襟が特徴のコート。コットン素材であれば春先まで着られ、撥水加工がされていれば雨の日にも活躍するでしょう。トレンドに左右されず、長く楽しめるコートです。
スタンドカラーコート
首に沿って伸びた立ち襟が特徴で、クールな印象を与えるコートです。以前はメンズアイテムという印象が強めでしたが、最近ではレディースアイテムとしても人気があります。あえて襟を寝かせて着こなすと、華やかな印象に仕上がります。
ノーカラーコート
襟がなく、やわらかな印象を与えるコートです。丸首やVネックなど、首元のデザインに種類があり、着丈の選択肢が豊富です。襟がないことで、顔周りをすっきり見せられる、メイク移りを防ぎやすい、といったメリットがあります。
ダッフルコート
トグルと呼ばれる留め具が特徴のコートです。北欧の漁師が着ていたコートを、イギリス海軍が採用して広まったと言われています。
本来、ダッフルとは起毛した厚いウール素材を指しますが、最近ではその他の素材を使ったものも登場しています。クラシカルなデザインながら、可愛らしさもあるのが魅力です。
ラップコート
ラップコートは、ボタンの代わりに共布のベルトが付いているコートです。軽く羽織る、ベルトをリボン結びにするなど、さまざまな着方を楽しめます。リバーシブルタイプや、襟にファーの付いたタイプなど種類が豊富です。
キルティングコート
軽く保温性のあるキルティング生地を使ったコートです。ニットやフリースの上から着てももたつかず、重ね着を楽しめます。生地は同じでも、丈や襟、前見頃などのデザインによって印象が変わります。
ダウンコート
ダウンコートは、中に水鳥の羽が詰められたコートです。軽く保温性に優れるため、寒い冬に重宝します。かつてはスポーティーな印象が先行していましたが、最近ではビジネスシーンに使えるものも増えています。
また、ダウンコートはフードの付いたロング丈やショート丈、ブルゾンタイプなどデザインが豊富です。
【シーン別】レディースコートの選び方
コートのデザインは種類によって異なります。おしゃれに着こなすには、シーンや着る服のテイストに合うものを選ぶのがポイントです。こちらでは、レディースコートの選び方をシーン別に解説します。
①ビジネスシーン(スーツ・ジャケット)
スーツやジャケットスタイルに合うのは、トレンチコート、チェスターコート、ステンカラーコートです。お尻が隠れるくらいの丈があれば、スカートタイプ・パンツタイプどちらにも合わせやすいですよ。
ビジネスシーンで着用するコートの色は、黒・グレー・ネイビー・ベージュなどのシンプルなものがおすすめ。購入する時は、スーツやジャケットを着た状態でも窮屈に感じないサイズを選びましょう。
②ビジネスシーン(オフィスカジュアル)
スーツやジャケットではなく、いわゆるオフィスカジュアルな服装で通勤する場合は、服装のテイストや使うアイテムに合わせたコートを選びましょう。
求めるもの | 適したコート |
きれいめな服装と合わせたい | トレンチコート |
トップスとの組み合わせを楽しみたい | チェスターコート |
タートルやスカーフと合わせて、首元のおしゃれを楽しみたい | ノーカラーコート |
③プライベートシーン(きれいめ)
きれいめな服装でお出かけする場合は、ノーカラーコートやガウンコートが合います。ノーカラーコートは、きれいめなスカート・パンツとのスタイリングを楽しみたい人、首元をアクセサリーで華やかにしたい人にぴったり。
また、ガウンコートはフェミニンな服を好んで着る人におすすめです。
④プライベートシーン(カジュアル)
パンツやデニムスタイルで出かける場合は、カジュアルにまとまるコートを選びましょう。
求めるもの | 適したコート | 着用シーン |
大人カジュアルに仕上げたい | トレンチコート | ・お出かけ |
スポーティーから上品なスタイルまで、どんな服装にも合わせたい | ダッフルコート | ・アウトドア ・お出かけ |
軽さ・暖かさなど、コートの機能性を重視したい | キルティングコート | ・アウトドア ・子どもとの公園遊び |
⑤寒さが厳しい日・アウトドアシーン
特に寒さが厳しい日は、保温性が高く、寒さから体を守れるダウンコートやキルティングコートがぴったり。
また、軽くて動きやすいこれらのコートは、アウトドアシーンでも活躍します。耐水性も優れているので、急に雨が降ってきた場合でも安心です。
⑥結婚式などのフォーマルシーン
結婚式などのフォーマルなシーンでコートを着る場合は、TPOやドレスを意識したコートを選びましょう。格式が高いとされるチェスターコートは、フォーマルシーンはもちろん普段使いもできるため、一着持っていると重宝します。
その他、洗練された雰囲気があるスタンドカラーコートも、フォーマルシーンにおすすめです。
レディースコートをおしゃれに着こなすポイント
コートによっては、着こなし方が少々難しいと感じることもありますよね。ここでは、コーデが難しいと思われがちなコートをおしゃれに着こなすコツを紹介します。
【ロングコート】コーデに抜け感を出す
丈が長く、重い印象になりがちなロングコートは、合わせるアイテムで抜け感を出すのがコツ。着るアイテムに明るい色を取り入れる、コンパクトな小物を持つ、スニーカーでカジュアルダウンさせるなどの工夫をしてみましょう。
【ダウンコート】メリハリをつける
防寒性に優れるダウンコートは寒い冬に重宝しますが、ボリュームが出やすく、合わせるアイテムによっては着膨れしてしまうことも。
ダウンコートをおしゃれに着こなすコツは、全身にメリハリをつけること。着用する際は、細身のパンツやタイトスカートなど、ボリュームが控えめなボトムスを選びましょう。
また、冬は上半身の着込みすぎもボリュームが出る原因となるため、トップスは重ね着をせずシンプルにしてみてください。Vネックのカットソーで肌見せして、すっきり見せるのもテクニックの一つです。
【襟元にボリュームがあるコート】首周り・インナーを軽くする
チェスターコートなど、襟が大きめのコートは首元にボリュームが出やすいのが難点です。首周りを軽く見せられるよう、首をあまり覆わないモックネックを着るのがおすすめ。
その他、首元の肌を見せられる軽めのインナーを着てバランスを取るのも良いでしょう。
【co;ill nine】おすすめのコート
環境に優しい天然素材を中心に、快適な着心地にこだわったファッションアイテムを扱っている「co;ill nine(コイルナイン)」。そのコレクションの中から、特におすすめのコートを紹介します。
やわらかな風合いが魅力のウール混コート
ウール50%とポリエステル50%で、やわらかな風合いと適度な肉感のあるウール混コート。ノーカラーと肩をややドロップさせたデザインで、幅広いスタイリングが楽しめます。身幅に適度なゆとりを持たせているため、インナーを選ばないのも魅力です。
【よく似たアイテム】
コートの種類や選び方を押さえて、お気に入りの1着を見つけよう
コートにはさまざまな種類があり、合わせ方によって印象が変わります。着用するシーンや着回しやすさなどを考慮して、今年の冬に着たいと思う一着を見つけてくださいね。そして、他のアイテムとのバランス感を考えながら、冬から春にかけてのコートコーデを楽しみましょう。