こんにちは!「&est編集部」の田城です。
紫外線対策は日焼け止めの使用が定番ですが、実は服装の工夫でも対策が可能です。この記事では紫外線が肌に与える影響をはじめ、紫外線対策が叶う服装のコツとおすすめコーデ、紫外線対策に役立つアイテムを紹介します。併せて、紫外線を浴びた後のケアにおすすめの化粧水・美容液もチェックしてみてください。
目次
紫外線の種類
地上まで到達する紫外線にはUV-AとUV-Bがあり、それぞれ肌へ与える影響は異なります。
紫外線の種類 | 特徴 |
UV-A | ・人の肌に当たる紫外線のうち9割を占める ・浴びた直後に肌に影響が出るわけではない ・肌の真皮(奥深いところ)まで到達する ・肌の奥にダメージが蓄積する |
UV-B | ・人の肌に当たる紫外線のうちの1割を占める ・少量、または短時間しか浴びていなくても、肌に激しくダメージを与える |
紫外線が肌に与える5つの影響
紫外線を浴びすぎると、日焼け以外にも肌へさまざまなダメージを与えます。なぜ服装でも紫外線対策が必須なのか、その理由に迫りましょう。
紫外線の影響1. 日焼け
紫外線を浴びて起きる皮膚の炎症には、サンバーンとサンタンの2種類あります。
<サンバーン>
サンバーンとは、皮膚のやけどのこと。皮膚が赤くなり痛みを伴う他、水ぶくれになる場合もあります。主な原因はUV-Bで、紫外線を浴びてから8~24時間で症状のピークに達し、2~3日で治まるとされます。
<サンタン>
サンタンは、サンバーンの症状が消えた後、メラニンの増加によって肌が黒くなることです。UV-A・UV-Bの両方が原因で、数週間~数ヵ月症状が続きます。
紫外線の影響2. シミ
UV-Bの影響を大きく受けているのがシミです。UV-Bを浴びると、肌の細胞を守るためにメラニンが生成されます。通常、メラニンは肌のターンオーバーによって排出されます。しかし、紫外線(UV-B)を浴びすぎると多くのメラニンが生成されて排出不可能に。結果、色素沈着を起こしてシミに発展してしまうのです。
紫外線の影響3. シワ・たるみ
シワやたるみは波長の長いUV-Aの影響によるものです。UV-Aは肌の真皮層にまで届き、肌のハリを守るコラーゲンやエラスチンを破壊します。また、紫外線を浴びるとシワのもとと言われるゼラチナーゼが発生。肌のハリや弾力がなくなり、シワ・たるみにつながります。
紫外線の影響4. ターンオーバーの乱れ
紫外線によって肌が焼けると、ダメージを回復させようとしてターンオーバーの周期が早まります。その結果ターンオーバーが乱れ、乾燥やごわつきといった肌トラブルが生じることも。
紫外線の影響5. 皮膚の病気
年齢を重ねるごとに、紫外線の影響は蓄積されていくもの。紫外線ダメージの蓄積は、良性腫瘍や皮膚がんといった、肌の病気を引き起こすことがあります。肌にできものができて急激に大きくなった、痛みがあるなど、違和感や異常がある場合は医療機関を受診しましょう。
紫外線対策に有効な服装のコツ
紫外線による肌へのダメージは、袖の長さや服の色、素材によっても防げます。ここでは、紫外線対策に有効な服装のコツについて紹介します。
極力肌を出さない服装にする
日焼けを防ぐには露出を控えることが大切です。特に肩や腕部分は紫外線が当たりやすく、日焼け止めを塗っていても汗や擦れで取れてしまう場合があるため、長袖やカーディガンを活用しましょう。袖がない服を着るときはストールが便利です。首元と腕を一緒にカバーできて日差しから肌を守れます。
濃いカラーのアイテムを選ぶ
色調の濃い服は、紫外線の透過率を低くすると言われています。紫外線が気になるときは、黒やダークグレー、ネイビーなどを選ぶのがおすすめです。ただし、色調が濃いと熱の吸収率が高くなるため、暑さ対策も忘れずに行いましょう。
紫外線を吸収・カットできる素材を選ぶ
紫外線対策におすすめの素材は以下の通りです。
素材 | 特徴 |
合成繊維(ポリエステルなど) | 繊維が紫外線を吸収する |
シルク | 紫外線を吸収してくれるセリシンが含まれている |
ヘンプ(麻の一種) | 95%以上紫外線をカットする |
コットン | 他の天然素材よりもカット率は低いが、茶色のコットンは紫外線をカットしやすいと言われている |
合成繊維なら通気性、天然繊維なら吸湿性・発散性に優れており、長袖を着ていても涼しく感じられるでしょう。
UVカット加工されたアイテムを選ぶ
表面にUVカット加工がされた服を選べば、さらに紫外線カット効果を高められます。肌が弱く、日焼け止めを繰り返し塗ることに抵抗がある人にもおすすめです。肌へ負担をかけずに紫外線対策ができるでしょう。
ただし、洗濯するたびにUVカット効果は落ちていきます。ワンシーズンで買い替えるか、UVカットスプレーを併用するなどの工夫が必要です。
紫外線対策が叶うおすすめの服装・コーデ
紫外線・日焼け対策をしながらも、おしゃれなコーデを楽しみたいもの。紫外線対策が叶うおすすめの服装を紹介します。
透け感・抜け感で涼しげな長袖コーデ
肩や腕を紫外線から守れる黒のトップスに、足元をしっかり隠せるワイドパンツを組み合わせたコーデです。肌は隠しつつ、トップスの透け感とボトムスの白で軽さを演出しています。重たくなりすぎないよう、ボトムスのスリットと足元のサンダルでほど良く肌見せし、抜け感と涼しさをプラス。紫外線と暑さの両方をカバーできるコーデです。
【使用したアイテム】
メッシュ素材のワンピースコーデ
黒のワンピースにエクリュのMA-1を合わせたコーデです。ワンピースの黒と、MA-1のコットン素材が紫外線対策に活躍します。濃い色のアイテムは重く見えがちですが、透け感があるメッシュ素材なら涼しげな印象を与えます。
【使用したアイテム】
紫外線対策に役立つアイテム
紫外線カット効果を高めるには、服装に加えて帽子やサングラスなどの小物を取り入れるのも一つの方法です。紫外線対策に役立つアイテムを紹介します。
帽子
帽子のツバには、顔に当たる日差しを遮る役割があります。そのため、紫外線対策にはツバの広いタイプの帽子がおすすめです。服と同様、紫外線対策には暗い色が有効ですが、熱がこもってしまいます。涼しさを考慮して、風通しの良いストローハット(麦わら帽子)をかぶると良いでしょう。
日傘
日傘も紫外線対策に選ばれることの多いアイテムです。外側はもちろん内側も濃いカラーのものを選ぶと、地面からの照り返しを防いでくれます。さらに、遮光・遮熱コーティングした日傘なら可視光線(=日差し)をカットできて日除けになるため、涼しく感じられるでしょう。
※可視光線:光として人間の目で見られる電磁波のこと
アームカバー
アームカバーは、腕を覆うことで紫外線から肌を守れるアイテムです。特に、自転車や車を運転するときにあると便利です。半袖を着ているときでも、サッと装着すれば簡単に腕の紫外線対策ができます。おしゃれを意識するなら、トップスに近い色のものを着けるのがおすすめ。アームカバーがコーデから浮いてしまうのを防げます。
サングラス
目から紫外線が入ると、肌が直接紫外線を浴びたように日焼けの症状が出ると言われています。そのため、サングラスをかけて目の紫外線対策も行いましょう。
サングラス選びの際は、レンズの色ではなく紫外線カットの可否や、カット率の高さに着目するのがポイントです。レンズの色が濃いだけのサングラスは、目の瞳孔を開かせて紫外線をより多く浴びることになってしまうため、逆効果とされています。
日焼けの後は「&est STYLE(アンドエスト)」の化粧水&美容液でケア!
紫外線を浴びた後は、化粧水と美容液を使ってしっかりケアをしましょう。毎日のスキンケアには、肌に潤いを与える美白※化粧水「アンドエスト 薬用ブライトニングローション」と、くすみ・シミにアプローチする美白※美容液 「アンドエスト 薬用ブライトニング エッセンス」がおすすめです。
化粧水・美容液ともに、美白※成分のプラセンタエキスと、抗炎症成分のグリチルリチン酸2Kを配合しています。
成分 | 期待できる効果 |
プラセンタ | ・日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ ・メラニン色素の排出促進効果 |
グリチルリチン酸2K | ・紫外線などの外的刺激による肌の乾燥や荒れ、炎症を抑える ・肌のキメを整え、健やかな素肌を保つ |
化粧水と美容液はセットでの販売です。通常7,590円(税込)のところ、初めての方限定で50%OFFの3,795円(税込)で購入できます。
※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
紫外線対策のできる服装で肌を守ろう
紫外線は肌にさまざまな影響を及ぼすため、しっかりと対策することが必要。袖の長さ、色、素材を考慮した服を着ることでも、紫外線対策につながります。日焼け止めを塗る、日傘を使うなど、普段行っている対策に加え服装も工夫して、肌をしっかり守りましょう。