こんにちは!「&est編集部」の田城です。
リラックスしたい時やリフレッシュしたい時など、さまざまなシーンで活躍するアロマ。就寝前に取り入れれば、心地よい睡眠時間をサポートしてくれます。そこで今回はリラックスを促し、睡眠力がアップするアロマをピックアップしました。おすすめの精油や簡単なアロマテラピーの方法、手軽に使えるおすすめグッズを紹介します。
目次
アロマと睡眠の関係
嗅覚は五感の中で唯一、脳に直接伝わります。嗅覚が香りをキャッチすると、記憶や感情をコントロールする「大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)」や、自律神経をつかさどる「視床下部」にその情報を伝えます。そして「自律神経系」へと香りの情報が伝達することによって、体温や睡眠などのバランスが整えられます。
アロマを楽しむのによく活用されているのが、植物から抽出される精油(エッセンシャルオイル)。精油にはさまざまな種類があり、それぞれ効能が異なるため、目的に合わせて選ぶことが大切です。睡眠の質を向上させたい場合は、リラックス効果が期待できる精油を活用しましょう。
質の良い睡眠におすすめのアロマ/精油5選
バリエーション豊かなアロマは、種類や効能もさまざま。質の良い睡眠におすすめの精油を厳選して5つ紹介します。
①ラベンダー
ラベンダーはフローラルな香りが魅力的で、リラックス効果を感じさせる精油です。緊張やストレスを緩和し、気持ちを落ち着かせてくれる効能があると言われています。睡眠時間にラベンダーの香りを用いると、深い眠りの時間が長くなるという実験結果もあるようです。
②ベルガモット
ベルガモット精油はオレンジの香りにも少し似た、柑橘系のさわやかな香りが特徴です。鎮静作用があり、不安や緊張などのネガティブな感情を落ち着かせてくれると言われています。ベルガモットの香りは紅茶の香りづけに使われているため、馴染み深いでしょう。
③ネロリ
ネロリはビターオレンジの花から抽出される精油です。オレンジらしいフレッシュな甘さの中に、エレガントでフローラルな香りを感じさせます。ストレスや不安を和らげ、気持ちをポジティブにする効能があることから、自然が生み出した精神安定剤とも呼ばれています。
④サンダルウッド
サンダルウッドは熱帯性の高木から得られる精油で、エキゾチックな香りが特徴です。日本では白檀(ビャクダン)と呼ばれ、寺院で瞑想する時などに香木として用いられます。興奮を和らげて心を安らかにする効能があり、安定した眠りへと導いてくれると言われています。
⑤ゼラニウム
薔薇のような華やかな香りのするゼラニウムの精油。ホルモンバランスを整えたり、心の緊張を和らげてくれたりと、体に嬉しい効能をたくさん持っています。サンダルウッド同様、気持ちが高ぶってなかなか寝付けない時に使うと良いでしょう。
睡眠前に取り入れたいアロマテラピー
睡眠力をアップしたい時には、アロマテラピーを取り入れるのがおすすめです。アロマテラピーとは、精油を使って心と体をケアする芳香療法のこと。簡単に取り入れられるアロマテラピーの「吸入法」と「芳香浴法」を紹介します。
鼻や口から香りを吸う「吸入法」
アロマテラピーの吸入法とは、精油成分を鼻または口から吸う方法のことです。リラックスだけではなく、呼吸器系の不調を和らげたい時にもおすすめです。
<用意するもの>
- お湯
- お湯を入れる容器(マグカップでもOK)
- 精油
<やり方>
- 容器に熱湯を注ぐ
- 熱湯の中に精油を1〜3滴程落とす
- 立ち上がる湯気の香りを感じながら目を閉じる
<注意点>
精油に含まれる成分が粘膜を刺激する場合もあるので、長時間の吸入は避けてください。また、精油を誤飲しないように気を付けましょう。
精油を拡散して香りを楽しむ「芳香浴法」
芳香浴法とは精油を拡散して香りを楽しみ、心を安定させる方法です。リラックスや快眠、リフレッシュしたい時に利用するのがおすすめです。
<用意するもの>
- ハンカチまたはティッシュペーパー
- 精油
<やり方>
- ハンカチまたはティッシュペーパーに精油を1〜2滴垂らす
- 枕元やデスクなどの近くに置いておく
<注意点>
精油によっては布のシミになる場合があります。インテリアや布製品の上には直接置かないようにしてください。また、精油が付いたハンカチやティッシュペーパーで顔や目を拭かないようにしましょう。
睡眠前におすすめ│手軽に使えるアロマグッズ
精油を使ったアロマテラピーを「ハードルが高い」と感じる人には、すぐに使えるアロマグッズがおすすめです。手軽に使えるアロマグッズを紹介します。
アロマピローミスト
アロマピローミストとは、枕などの寝具に吹きかけて使うアロマグッズのことです。寝具だけではなく、衣服に吹きかけて香水代わりに使ったり、空間に吹きかけてリフレッシュしたりと、さまざまな使い方ができます。
アロマピローミストは朝、日中、夜といつでも使えますが、心地よい眠りを後押ししてくれるため、寝る前に使うのがおすすめです。使用する時には、目や肌に直接触れないように注意してください。枕などの寝具に吹きかけたら、ピローミストが乾くまで待ちましょう。
アロマキャンドル
アロマキャンドルは、名前の通り蝋にアロマオイルや精油が含まれたキャンドルのことを言います。火でキャンドルが溶けることによって、香りが室内に広がる仕組みです。香りと一緒に炎の揺らめきで心が癒されるのも魅力。ただし、火を使うので就寝中は使わず、就寝前にしっかりと消すようにしましょう。
アロマディフューザー
アロマディフューザーとは、アロマオイルの香りを部屋に広げてくれるアイテムのことです。主に気化式・噴射式・超音波式の3つに分けられます。気化式には、木製のスティックを挿して香り楽しむリードディフューザーなどがあります。噴射式は、水を活用して香りを拡散するタイプ。超音波式は、超音波によって精油が入った水をミスト化し、香りを拡散させて使います。
それぞれのタイプによって、使い方や香りの届く範囲が違います。電気や火を使わないディフューザーなら寝室でも安心です。寝る前に良い香りを嗅ぐことで、心地よい眠りが期待できます。
睡眠前におすすめ│&est スリーピーアロマミスト
「&est」が扱う「スリーピーアロマミスト」は睡眠時におすすめ。使用方法は簡単で、2~3回振って寝具やお部屋に10〜20㎝ほど離してスプレーするだけ。アロマテラピストの監修によるオリジナルブレンドで、今までにない心地よい眠りを提供します。
①フューチャードリーム
「マンダリン精油」や「ユズ精油」をメインとしたブレンド。柑橘系のみずみずしくフレッシュな香りが気持ちを明るく、そして軽くし、心地よい眠りに導きます。
②モーニングムーン
日本人に馴染み深いヒノキ精油をメインとしたブレンドで、まるで森林浴をしているかのような気分に。使い過ぎた脳疲労を手放したい時にぴったりです。頭がすっきりリセットされ、心休まる静かな香りです。
③サムシングブルー
ゼラニウム精油や、イランイラン精油をメインとした調合です。華やかかつ開放的な香りで、幸福感に包まれます。毎日頑張っている自分へのご褒美にも。
アロマを取り入れて心地よい睡眠時間を過ごそう
アロマは脳にダイレクトに伝わり、睡眠のバランスを整えると言われています。リラックスを促す精油を使えば、睡眠力アップも期待できます。簡単にできるアロマテラピーを取り入れたり、手軽に使えるアロマグッズを使ったりするのもおすすめです。今回紹介した方法を参考に、ぜひ優雅なおやすみタイムを過ごしてくださいね。